Tentative

おもしろいとおもったことをもう一回かんがえるせいりするまとめる

テラスハウスの副音声がおもしろい:前編

0.  はじめに

タイトルについてほそぼそと思っていたことを何とか書きたいなぁと思ってのんびり構えていたら、来週の月曜日に最終回を迎えてしまうので、慌ててせいりせいとんしていますので、乱筆乱文、しかも長文になっています。そしてまだ今日の時点では書き終えていません。書き終えることができるのでしょうか。

 

では、はじめます。

 

 

1.「テラスハウス」を見ることになるまでの経緯

1-1.

なぜ、この男女6人オシャレ共同生活番組「テラスハウス」を観るに至ったかというと、同番組にも(なぜか)出演中の(個人的に)いま一番波にのってる(油ものってきてる)南海キャンディーズ 山里さん(ラジオ必聴)のTwitterからでした。特に山里さんからクリティカルなツイートがあったわけではないのですが、その内容がいつもどこかおかしかったのです。

「あれ、テラスハウスって男女6人がオシャレな生活(その半分が恋沙汰)してる番組ではなかったのか?そもそも山ちゃん出てたっけ?」

そう思い始めてから、毎週月曜日にタイムライン上に流れてくる山里さんからの「テラスハウス」宣伝ツイートのたびにテラスハウスの興味は強くなっていきました。ただ、録画するほどでもない…。

 

1-2.

数年ぶりにテレビを買いました。いままで、tornePlaystation3経由でパソコン用モニタでも地デジが観られる便利な物)でテレビを見ていたのでいきなりの進歩です。しかも、REGZAタイムシフト機能までつけてしまったので、「テレビを観る」という行為がいままでと全く代わってしまいました。劇的な進歩、つまり未来が来たのです。タイムシフト機能というのは、「ある時間、地デジ複数チャンネルの番組を根こそぎ録画する」という、例えば19時から26時までの地デジ6chをすべて録画し、しかもそれをおおよそ1週間程度保持するという非常に乱暴な機能です。これを体験するともう以前のテレビ生活に戻れなくなります。こういった環境が揃ってくると「観てみたいけど録画するほどでもない番組」という番組も観るようになります。

そこで初めて「観てみたいけど録画するほどでもない番組」であった「テラスハウス」をみることになりました。キラキラしたオシャレな恋愛模様が牙を剥いて襲いかかってくることに戦々恐々となりながら。

 

2. 「テラスハウス」を見た結果

結果だけを先にいうと「観てみたいけど録画するほどでもない番組」から「録画してでも見たい番組」となり、どハマりしています。めちゃくちゃ面白い(ただし、条件付)来週終わってしまうことが本当に悔やまれる。もっと早めに気づいていればよかったと後悔しています。なぜ、こんなにも面白いのか。少しずつ考えてまとめてみようと思います。

 

3.「テラスハウス」の番組構成

まず「テラスハウス」の番組構成はだいたい以下の通りです。

  1. スタジオトーク(前回のおさらい)
  2. シェアハウスの様子(VTR)
  3. 突然のオープニング(シェアハウス住人の簡単な紹介VTR)
  4. シェアハウスの様子(VTR)
  5. スタジオトーク(VTRの感想)
  6. 突然のエンディング(スタッフロール)

※(4〜5を数回繰り返す)

 

4. 「スタジオトーク」について

スタジオ出演者はYOU、トリンドル玲奈、三代目J-soulBrothers登坂、チュート徳井、アジアン馬場園、南キャン山里(以上、敬称略)の五人です。スタジオのセットはどこかの家のリビングのような内装です。「シェアハウスの様子」VTRあけに出演者の視線が一点に集まっていることから、空間中央、リビングの中央にVTRを映すモニタ(つまりテレビ)があると思われます。

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まず番組始まるとスタジオトークから始まります。そこでは最初に番組の説明、YOUさんとトリンドル玲奈さんからお決まりの前口上があります。

テラスハウスには素敵な家と素敵な車だけです。台本は一切ありません。」

その前口上が終わると、おもしろいVTRを見た後、スタジオ内で感想を言い合う「今までバラエティ番組でみてきたよくあるやりとり」があります。

 

5. 「シェアハウス」の様子

5-1.シェアハウスの様子(VTR)について

「シェアハウスの様子」VTRについては特に書きたいことはないのですが、想像通りの風景と展開(キラキラしたオシャレな恋愛模様が人を殺さんとばかりに牙を剥いてる)が起きています。

ただ、先述した「VTRを見た後にスタジオトーク」という構成の番組は、VTR画面の隅っこにVTRを見ているスタジオ出演者のワイプをはめ込み、彼らのリアクションを映しだすのが通例です。

ところが、テラスハウスにはワイプが一切ありません

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このことから、

主役はあくまで「シェアハウスの様子」VTRであり、それらを邪魔とするものは一切必要ないのだ」

という制作側の強い意志を感じ取ることができます。

 

5-2.「シェアハウスの様子(VTR)」を見た自分

こっ恥ずかしくてみれません。クッションに顔をうずめながらチラ見しかできません。本当に現実に普通の一般人がこんなことできるのだろうか俺できないツライということを頭で考えながらしか見れません。(現実だろうがフィクションだろうが)直視できないのです。

 

6. テラスハウスにおける「スタジオの出演者」の立ち位置

さて、このような「スタジオトーク」「VTR」「スタジオトーク」・・・という番組構成になると、スタジオ側は番組案内役という立ち位置になるのが普通で、番組の説明、そして(それではまた来週お会いしましょう、さよーならー的な)番組の締めをするものです。

ところが、「テラスハウス」の場合、先述したとおり番組の説明(前口上+前回までのあらすじ)はあるものの、番組の締めはありません。それが「6. 突然のエンディング」です。

終盤、VTRが突然「バタン」というドアが閉まる音と共にスタッフロールが表示されて番組は突然終わります。スタジオの出演者の感想はありません

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ここでも「テラスハウス」という番組をけん引する役割を担う主役は「シェアハウスの様子」VTRであり、「スタジオの出演者」は二の次であるという意図が汲み取れます。やはり番組の内容は「一つ屋根の下での複数のオシャレ男女の共同生活に迫ったオシャレリアリティ番組なのです。

 

7. スタジオ出演者の顔ぶれに対する違和感 --「6名中3名が芸人」

ところが「一つ屋根の下での複数のオシャレ男女の共同生活に迫ったオシャレリアリティ番組」でしかないはずなのに、なぜスタジオ出演者6名の内、3名が芸人さんなのでしょうか

YOUさんは女性のカリスマ的な役割もありますが、バラエティ番組も全然できる(なんせ、ダウンタウンとやりあってきた)人ですから、個人的な印象では「6名中4名」が芸人さんです。登坂さんが映画のロケやらライブで欠席したら博多華丸さんがその穴を埋める回もあり、もう芸人さんだらけです。

百歩譲って浮き名を流してきたチュート徳井さん、よしもとべっぴんランキング殿堂入りでありチャンカワイの元カノ、つまりモテる女芸人アジアン馬場園さんはよしとして、ではなぜそこに南キャン山里さんが?EXILE系列イケメンのピンチヒッターがなぜ博多華丸さん?番組構成上、そんなにトークする時間もないのになぜ?無駄遣いやん!

...と、どう考えたって違和感なのです。

 

とりあえず、今日はここまで。続きは後編へ。